【自主調査】男性アイドルグループ 嵐(大野、櫻井、相葉、二宮、松本)に関する自主調査~デビュー11年、「嵐」がトレンドとなり、SMAPの後釜に?~

2010年5月6日

マーケティング支援の株式会社ドゥ・ハウス(港区 代表:稲垣佳伸)は、全国在住の戦後世代・団塊世代・断層世代・新人類・団塊ジュニア・断層ジュニア・新人類ジュニアを対象に「男性アイドルグループ 嵐(大野、櫻井、相葉、二宮、松本)に関する調査」を実施しました。

調査手法はインターネットリサーチ。調査期間は2010年4月25日(日)~4月26日(月)。有効回答数は1,400名から得られました。

※嵐は日本の男性アイドルグループ。所属する芸能事務所はジャニーズ事務所。
   1999年9月15日にデビュー記者会見をハワイで行い、11月3日に「A・RA・SHI」でCDデビューを果たす。
   2002年より『木更津キャッツアイ』『ごくせん』などメンバーのソロ活動が充実しはじめたことをきっかけに、人気が定着。
   2007年、『花より男子』の主題歌である「Love so sweet」がオリコンの年間シングルランキング4位になり、
   翌2008年、2009年には年間オリコンシングルランキングを上位独占。(したがって2008年が大ブレイクした年とみられる)
   同年12月31日、『第60回NHK紅白歌合戦』に初出場を果たす。
   メンバーは大野智、櫻井翔、相葉雅紀、二宮和也、松本潤の断層世代ジュニアの5名。
   音楽活動、ドラマ、映画、舞台、バラエティ番組、報道などメンバー各人がそれぞれの個性を活かしながら活動を行なっている。

※世代定義に関しては、JMR生活総合研究所の定義をベースにドゥ・ハウスにて一部改変。詳細な定義は以下をご覧ください。
     世代及び歴史マップ(Windows Live SkyDrive)


調査結果トピックス

  • 幅広い年代での「嵐」の認知率は94%でSMAP、TOKIOに次いで3番目
  • 「嵐」に興味・関心がある割合は45%。トップボックスだけみるとSMAPを超える結果に。
  • 一番興味・関心があるのは「SMAP」で350サンプル、次いで「嵐」が286サンプルで続く。
  • ジャニーズユニットのポジショニングマップでは、「嵐」は流行・将来性・成長力があるといった独自ポジションを築いている。

調査概要

  • 調査手法   : インターネットリサーチ (myアンケート
  • 調査地域   : 全国
  • 調査対象   : 戦後世代・団塊世代・断層世代・新人類・団塊ジュニア・断層ジュニア・新人類ジュニア
                            (20歳~71歳)(myアンケートモニタ 世代及び歴史マップ(Windows Live SkyDrive)
  • 調査票      : タレントに関するアンケート
  • 有効回答数: 1,400名(性別、世代別に均等割付)

  • 戦後世代 団塊世代 断層世代 新人類 団塊ジュニア 断層ジュニア 新人類ジュニア
    男性
    100
    100
    100
    100
    100
    100
    100
    女性
    100
    100
    100
    100
    100
    100
    100

  • 今回の調査対象の男性アイドルグループ

SMAP/TOKIO/KinKi Kids/V6/嵐
タッキー&翼/NEWS/KAT-TUN/関ジャニ∞/Hey!Say!Jump!

1.幅広い年代での「嵐」の認知率は94%でSMAP、TOKIOに次いで3番目。

ジャニーズユニット10組の認知率をみると、最も高いのは「SMAP」で97%。次いで「TOKIO」の95%、僅差で「嵐」の94%が続く。



2.「嵐」に興味・関心がある割合は45%。トップボックスだけみるとSMAPを超える結果に。

認知者ベースでの興味・関心度合をみると、興味・関心がある(どちらかといえば興味・関心がある含めて)割合は「SMAP」の50%でトップ。次いで「嵐」が45%で続く。
ただし、トップボックスだけみると「嵐」で18%、「SMAP」で17%となっており僅差ながらも「嵐」がトップ。

性別×年代別にみると、女性の方が割合が高まる傾向であるが、男性でも下の世代である「新人類ジュニア」では興味・関心がある(どちらかといえば興味・関心がある含めて)割合は5割を超える結果。




3.一番興味・関心があるのは「SMAP」で350サンプル、次いで「嵐」が286サンプルで続く。

一番興味・関心があるで最も高いのは「SMAP」の350サンプル。次いで「嵐」の286サンプルで続く。

一番興味・関心があるユニットについてイメージを確認したところ、「SMAP」では国民的・個性があるといったキーワードが関連している。一方で「嵐」は仲が良い・旬やSMAPの後継といったキーワードがあがっている。


※自由回答1400件をテキストマイニングソフト(プラスアルファコンサルティング社 見える化エンジンによって解析。
   青が頻出キーワードで、それに関連する言葉が緑で表示されます
   頻出キーワード間の矢印は関連性が高いということです。



4.ジャニーズユニットのポジショニングマップでは、「嵐」は流行・将来性・成長力があるといった
       独自ポジションを築いている。

ジャニーズユニットのイメージをを数量化理論Ⅲ類及びクラスター分析※を使ってポジショニングマップを作成した図が下記となる。
嵐は流行・将来性・成長力があるといった独自ポジションを築いている。



※数量化Ⅲ類とは質的データについて、そのデータの類似性について調べる方法。統計数理研究所元所長の林知己夫によって1940年代
   後半から50年代にかけて開発された日本独自の多次元データ分析法である。
   ジャン=ポール・ベンゼクリにより1970年代初頭に開発されたコレスポンデンス分析(対応分析)と本質的に同じものである。

※クラスター分析とは、異なる性質のものが混ざりあっている集団(対象)の中から互いに似たものを集めて集落(クラスター)
   を作り、対象を分類する分析手法。
   クラスター分析は、大きく分けると階層クラスター分析、非階層クラスター分析の2種類があり、今回は階層クラスター分析を採用。



担当リサーチャーコメント

マーケティングの1つの鉄則として「ヒット商品がなぜヒットしたのかを研究する」ことがあります。時代やトレンドを把握する王道です。『嵐』もここ2~3年大ブレイクしているということは時代やトレンドをつかめるのではないかという理由で調査テーマとして選定してみました。



「アイドル」という言葉の発祥は偶像・崇拝される人や物を表します。その意味合いでいくと『嵐』のイメージである仲良しであったり、いい子はそれに反しているということはお気づきでしょうか。自由回答をみても、『嵐』に対しては「6歳の娘でも安心して見せられる」や「派手ではなく、地味」「着実」「身近」「10年後も活躍している」というキーワードがでています。これが『嵐』が受容されるキーではないか、時代やトレンドを表すヒントではないかと分析しています。



『嵐』の文字通り「トレンドという嵐」を巻き起こしたわけですが、今後の活躍や動向を着目すると時代を感じられるかもしれませんね。(ちなみにコメントを書いている際に『嵐』について調べていたら、「時代」という楽曲があってビックリしました。まさに先を予見したタイトルですね。)





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お取引企業数:約500社/年間プロジェクト数 約2000件

年間売上:1,860百万円(2009年9月期)



本リリース内容に関するお問い合わせ先

株式会社ドゥ・ハウス

myアンケート担当:犬飼・下村

本調査リサーチャー:齋藤

広報担当:宮崎・濱

〒105-0004 東京都港区新橋6-20-2

TEL: 03-5472-7903 E-Mail: support@myenq.com